固定費の見直し

老後2000万円必要な人はどんな人?本当に必要なのか&年金はいくら必要?

政府が発した老後2000万円問題。

本当に足りないと思います?

実際は人によりますよね。

年金をいくらもらえるかは人それぞれです。

毎月の必要経費がいくらなのかも人それぞれ。

ただそう言ってしまうと元も子もないのかもしれません。

でも実際だれもが2000万円足りないというのはちょっと違うと思うのです。

では世の中の人が思っているよりちょっとシビアにでも前向きに考えてみましたのでご覧ください。

そもそも年金はいくらもらえるの?

そもそも年金っていくらもらえるのでしょう。

先日政府が発した内容はこうでした。

 

  • 老後必要なお金は月々25万円くらい
  • もらえる年金は20万円くらい
  • たりないのは約5万円×30年くらい

 

あれ?日本人全員が20万円も年金もらえるの?

そもそもわたしたちがその年齢になった時同じようにもらえるの?

そう思いませんでしたか?

いや、思わないとだめなんです。

そしてこれは残念ながらその時になってみないとわかりません。

今後受給開始が何歳からになるのか、受給額が減らされるのかなどその人がその時代になってみないとわからないので検討のしようがないのです。

でもそうはいってもそれでは検討しようがないですよね。

そこで今回は「国民年金保険」を今現在満額もらったらいくらなのかという視点で考えてみたいと思います。

平成30年度厚生労働省が発表した内容を確認すると、

国民年金満額は月額「64,941円」でした。

満額で月約65000円って・・・厳しいですね。

この中から住民税や健康保険も差し引かれるんですよね。

確かにこれだけを考えると絶望したくなります。

ただこれが夫婦2人だとすると約13万円です。

これだと少しイメージできそうでしょうか。

しかし厳しいですよね。

しかも満額って平成30年度の金額ですから、今後は減ることはあっても増えることはないと考えられます。

これ本当に生活できるのでしょうか。

(今回は厚生年金の受給はないという前提での話です)

正直言います。

そもそも国民年金しかない(厚生年金が0円)ということは自営業であるなど色々なことが想像できます。

しかし何らかの形で働けないなど低賃金であった可能性も含まれています。

その場合控除して払っている可能性もあるわけですので満額もらえるかも怪しいですよね。

現実としてこのような状況のまま老後を迎えるのは正直厳しいです。

ではこの状態で2000万円をためることは可能なのでしょうか?

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2000万円今からためることは可能なの?

そもそも日々のくらしでいっぱいいっぱいの人が2000万円ためることは可能なのでしょうか。

まず無理ですよね。

正直そんなことができるならとっくに困っていないわけでして。

でも年金だけでは生活できないことも間違いないですよね。

ではどうしたらいいのでしょう。

まず2000万円ためるというキーワードは一度忘れましょう。

きちんと現実をみることで老後の不安を減らすことができるとしたらどう思います?

早速検討していきましょう。

老後の不安を解決するために必要なことは?

これからやるべきことは、

まず老後を見据えて生活を見直すことです。

自身の年金額を少なめに想定しておく

たとえば私は現在40代です。

厚生年金を払っていた時期は10数年だけです。

きっともらえるのは早くて70歳だろうと想定しています。

そしてもらえる金額は5万から8万くらいだろうと想定しています。

夫は国民年金の期間が長い(払っていなかった時期もある)ため、今後厚生年金を払い続けたとしてもやはり5~8万円いけばいいのではないかと想定しています。

そこで結論として、

  • 受給は早くて70歳から
  • 受給金額は夫婦で10~15万円(一人だと5~8万円)位

こう想定しています。

一人だった場合は夫と離婚している想定です。

今回は遺族年金などは考慮していません。

つい最大の金額や平均金額で計算したくなるのですが、最低のラインで計算しておくと間違いないからです。

生活費を考える

大事なのはどの程度のお金があれば生活できるかを想定しておくことです。

毎月25万の生活費が必要で年金は20万もらえるから5万足りない。

それを30年続けると2000万くらい足りないですよね。

なんていう政府の想定は私には当てはまらないと一度無視しちゃいましょう。

では夫婦で10万~15万円年金がもらえたとしたら。

どうしたら少ない手出しで生活できるのでしょうか。

1.70歳までに家を準備する

一番大事なのは住居ではないでしょうか。

70歳になった時点でローンのない我が家があると思うと、ものすごーーーーーーく安心しませんか?

たとえ少し古くても多少難ありでもローンや家賃のない家があるって本当に心に余裕が生まれると思うのです。

実際に私の実家は築年数こそ40年以上たっていますが住む家がある。

それだけで子供としても本当に安心しています。

 

多分誰もが想像しているのは土地建物で3000万円とか4000万円などの素敵なおうちですよね。

でも70歳の時点で2階建ての4LDKって本当に必要ですか?

もしまだ家を手に入れていないなら、老後に向けて小さな家を手に入れるという選択肢を考えてほしいのです。

今は1000万円以下でも素敵な家を建てることが可能です。

いえ、選べば数百万円から中古の戸建てを手に入れることだって可能なのです。

例えば500万円の家を買って300万円でリフォームするってのもいいですよね。

もちろんこれは単なる案の一つです。

大きな家を買える財力があるなら気にしないでください。

ただ知ってほしいのはとにかく老後家があるっていうのは本当に本当に気持ちにゆとりが持てるはずです。

2.固定費の削減

やはり大事なのは固定費です。

毎月決まったお金が出ていきます。

こればかりは生きているなら仕方のないことです。

私は節約してるからもう削減できないと思っているかもしれません。

それに毎月1000円削減したって大したことないと思うかもしれません。

でもちりも積もればなんとやらです。

この固定費をどのくらい削減できるかで老後の安心が近づいてきます。

では固定費の金額の理想はいくらでしょう。

私が思うに、ザックリいうと年金ー食費=固定費だと考えられます。

もし年金が10万円で食費が3万円なら固定費は7万円以内におさえること。

これ、できそうじゃないですか?

もし私が老後一人で年金が5万円しかなかったとしても、

ローンのない家があれば一人暮らし5万円でも暮らせないことはないと思うのです。

よく考えると当たり前なのですが、

2000万円のことばかり考えているとこの当たり前のことを忘れてしまうんですよね。

夢がないと思うかもしれません。

そんな生活は嫌だと思うかもしれません。

でも家があって生活できるということがわかるってことはとっても重要だと思うのです。

ではこれまでのことを考えてみるとどうでしょう。

本当に2000万円必要でしょうか?

2000万円必要な人は?

では2000万円必要な人って誰でしょう。

これはもうわかりますよね。

もらえる年金で生活費が賄えない人です。

でもこうやって計算してみると結構大丈夫そうな気がしませんか?

もし私が70歳になった時に

  • ローンや家賃のない家があって、
  • 食費を込めた生活費が必要最低限に抑えられていたら

貯金なんてなくても生きていけるんじゃないかと思うんです。

まとめ

正直この考えは甘いかもしれません。

病気になったらどうするんだ!災害で家がなくなったらどうするんだ!

など心配しようと思えばどれだけでも心配はつきません。

しかし将来の心配をして今が苦しいならぜひ思い出してほしいのです。

まずは最低限の生活ができる準備をすることを。

将来贅沢はできなくても毎日家があり食べることができるという自信が持てれば安心ですよね。

まず最初にすることは自身のもらえる最低限の年金を調べてください。

そこから逆算して生活費を抑える努力をしましょう。

そしてそれができれば・・・あとは今をしっかり生きる。

それだけです!